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マカデミアナッツ
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ナッツの王様
マカデミアナッツはハワイのお土産として有名ですが、オーストラリアのクイーンズランド州原産であることから、「クイーンズランド・ナッツ」と呼ぶこともあります。
マカデミアナッツには脂質・たんぱく質・炭水化物の3大栄養素に加え、各種ミネラルやビタミン、食物繊維、抗酸化物質がバランスよく含まれ栄養豊富なため、「ナッツの王様」とも呼ばれています。はるか昔からアボリジニたちはこのナッツを食べ、大切な食糧としていました。
栄養豊富でコレステロールもゼロ!
マカデミアナッツ油とは、マカデミアの種実を圧搾して得られた天然の植物オイルです。マカデミアナッツは他の食品と比べてもダントツと言えるほど、オレイン酸やパルミトレイン酸などの一価不飽和脂肪酸を多く含みます。さらに、自然の植物性食品であるためコレステロールも含みません。
また、マカデミアナッツの木は根付けしてから成木になるまで約12~15年かかると言われています。現在はまだアーモンドの1/25の生産量ですが、健康にも効果があるとして年々生産が増えてきています。
マテ茶
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「飲むサラダ」とも言われる世界三大銘茶
世界三大銘茶の1つと言われているマテ茶は、ミネラルやビタミン、ポリフェノールを豊富に含み「飲むサラダ」とも言われ、南米で親しまれています。年間一人当たり100kgの牛肉を食べると言われるアルゼンチンの人々に肥満や生活習慣病が多くないのは、マテ茶のおかげだと言われるほど優れたお茶です。
マテには花言葉のように語り継がれ、誰でも知っている「マテ言葉」があります。生活の中でマテを相手に振舞う時の入れ方において、気持ちを伝えることができるのです。その一部を紹介すると、熱いマテ:燃える恋、冷めたマテ:軽蔑または無関心、マテラテ:甘い恋、泡立ったマテ:君が好き、オレンジピール入りマテ:君を待っている・・・などがあります。
マテ茶の様々な楽しみ方
マテとは本来ペルーのケチュア語で「ヒョウタン」を意味しており、ヒョウタンの器に粉末にした茶葉を入れて飲むことから、マテチャと言う名前がついたそうです。 茶葉にお湯を注ぎそのまま飲むのが伝統的ですが、砂糖を入れ甘みを加える飲み方が現地でも一般的になってきています。他にもスパイスや薬草、ハーブ等を混ぜて風味を変えたり、牛乳を加えた飲み方も広まっています。また、夏はジュースや冷水で入れたマテ茶「テレレ」を飲むようです。
マリーゴールド
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トウキンセンカとも呼ばれるマリーゴールド
中世の教会のお祭りで聖母マリアに捧げられた花として、マリーゴールドと呼ばれています。
古代エジプトでは若返りの妙薬とされ、インドのヒンドゥー教徒は祭壇をこの花で飾り、ペルシアやギリシアでは花びらを料理に添えて、つけ合せや薬味としていました。日本へは、江戸時代の嘉永年間に中国から渡来し、中国の「唐」の言葉をとって、正しくは「トウキンセンカ」と呼びます。
カレンダーの語源
園芸でマリーゴールドと言われるのは、アフリカンマリーゴールド、フレンチマリーゴールドのことを指し、薬用や食用にはなりません。これらはポットマリーゴールドと同じキク科ですが、属名の異なる植物です。
学名のカレンデュラは、ラテン語のkalendaeに由来し、これは毎月決まって月初めの1日に花が咲く事からつけられました。これがカレンダーの語源とも言われています。
マロニエ
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馬にとっても万能薬だった
マロニエとはフランス語名でMarronの木を意味するMarronnierに由来します。Marronとはセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子のことでした。また、マロニエの英名「Horse chestnut 」(馬栗)は、栗のような種子を馬や家畜の飼料に使ったり、馬の咳を治す薬に用いたりしたことからつけられています。馬だけでなく、ヨーロッパの人々の間では古くから民間薬としても利用されていました。
救済食物にもなったマロニエ
セイヨウトチノキから抽出したマロニエエキスには、サポニンやフラボノイド配糖体、アントシアニンが豊富に含まれます。実をそのまま食べるととても苦いため、皮をとり灰汁で煮てから様々な料理に加工します。中でもトチ餅やトチ飴、トチ団子などが代表的なようです。トチノキの実は約10年も保存が可能な為、何年かに一度の例外の飢饉に備え、実を集めて屋根裏などに長期保存していたと言われています。マロニエは食用以外に街路樹や公園樹としても知られており、中でもパリのシャンゼリゼ通りの並木道が有名です。
もも
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桃と鬼の関係
桃の字の「兆」は「妊娠の兆し」を意味しており、桃が「女性」や「ひな祭り」と関係があるのはこのことからだそうです。日本や中国では古くから桃の木や実が鬼に効き目があるとされ、鬼門(東北)の方角に桃の木を植えると災いを防ぐと言い伝えられています。この桃と鬼の関係から、桃太郎の童話が生まれました。
中国では、お正月に玄関に桃の花のつぼみの小枝を飾って魔除けとするしきたりがあるそうです。
うるおいを補給してくれる桃
モモ核油とは桃の種子から抽出したオイルのことです。原産地の中国では紀元前から食用として栽培されていたと言われています。当時は「毛毛(モモ)」という名の通り、硬い果肉の表面がたくさんの毛で覆われているものでした。
学名のPrunusはスモモ、persicaはペルシャの意味で、「ペルシャ(現在のイラン)から来たスモモ」が語源になっています。日本に伝わった時期は定かではありませんが、全国各地の遺跡から桃の種が発見されており、縄文時代末期から弥生時代にはすでに食べていたようです。
また、桃は肌にうるおいを与え美容に良いとされています。